清水焼風鈴
京都の誇る清水焼の陶磁器は、多彩な技法と意匠を「京都」という伝統文化の風土に育まれ、華やかで、雅に、繊細に、「都のやきもの」として育ってまいりました。さらに、野々村仁清や尾形乾山など幾多の名工を輩出し洗練されたものとなりました。
四百年の歴史と伝統を受け継ぎ、さらに新しい感性がこめられた色彩豊かな、美しい風鈴を心ゆくまでお楽しみください。
竹風鈴
京都は古くから良質の孟宗竹・真竹を産出し、それらは「京銘竹」と呼ばれ、竹の本場として古くから竹工芸品の加工が行われてきました。
まっすぐで伸びやかな、しなやかで力強い生命力に溢れている竹。
しなやかで力強い生命力に溢れている竹。
使い、使いこむほどにその味わいと風格を重ねる飽きの来ない素材を、是非夏の涼風とともにお楽しみください。
大阪河内風鈴
その昔、東大阪は「河内の国」とよばれ 当工房の風鈴もこの地名から、河内風鈴と名付けました。
「いつまでも残したい日本の平和と癒しの音色」をポリシーとした河内風鈴は酒屋等から出る廃瓶を材料にして、瓶を砕き溶解瓶を砕き溶解させ、いい音色で奏でられるよう瓶のかけらを溶接させ、吹きガラスで作った「リサイクル風鈴」です。
環境に優しいリサイクル風鈴の音色は温かく、一つ一つ個性があります。
明珍風鈴(みょうちん)
明珍家は平安時代より続く甲冑師の家系であり、12世紀半ばに近衛天皇よりその技を賞賛され「明珍」の姓を賜りました。
明治時代の廃藩置県により甲冑の需要がなくなり、千利休のために火箸を作ったという故事にならい火箸制作で起死回生を図ります。
伝統の技を途絶えさせないため、現当主52代明珍宗理が試行錯誤を重ね、昭和40年に明珍火箸風鈴が誕生します。
音色の素晴らしさは、国内のみならず海外でも評価が高まっています。
出石焼風鈴(いずいし)
出石焼は江戸時代中期に地元で大量の白磁の原石が発見されたことから、藩主の援助を受け今の佐賀県有田町の陶工を招いて、出石の城下町で陶器作りをしたのが始まりとされています。
国内でも珍しい白磁を中心とした焼物で、透き通るように白い磁肌、また一切の釉薬を用いないのも特徴で、素地独特の味を出しています。
神戸風鈴
神戸の東に位置する自然豊かな環境に囲まれたところで宙吹きという技法でひとつひとつ手作りで作っております。
音色も形も少しずつ違いますが「和」と「洋」が融合する神戸の街らしいモダンな風鈴作りを心がけています。
神戸風鈴の澄み切った音色で皆様に涼をお届けできれば幸いです。
瑠璃風鈴(るり)
その昔、ガラス文化が遠くヨーロッパよりシルクロードを通って運ばれてきました。
そのガラス文化の美しい瑠璃の輝きを古都奈良の地で新しい文化として根付かせたいと願っています。
この風鈴の色柄は、古くから使用されている衣装の色柄よりイメージしたものです。